2012/09/01

KeePass によるアカウント管理 エントリ作成

KeePass をインストールして、KeePass Database File を作成したら、次は、KeePass Database File にエントリを作成します。
例えば、Evernote を利用するためのユーザ名とパスワードを含むエントリを 1 つ作成します。
例えば、Twitter を利用するためのユーザ名とパスワードを含むエントリを 1 つ作成します。

パスワード自動生成のデフォルト設定

エントリの作成を行う前に、パスワード自動生成のデフォルト設定を行っておくと便利です。
エントリを作成すると、パスワードは、自動生成されたランダムな文字列が初期値としてセットされます。
あくまで初期値なので、エントリ作成の際に、編集してもよいのですが、毎回編集するくらいだったら、どんな初期値にしたいのか、あらかじめ設定しておくと便利です。
"パスワードを生成" を選択します。
2012083101_KeePass01.png

下記画面が表示されます。
「エントリ作成時に自動生成されるランダムなパスワードの文字数は 20 文字」 ということになります。
で、「いやいや、どうせなら 20 文字ではなく、もっと強度を高くしたいから 32 文字にする」 としたいとします。
2012083101_KeePass02.png

"生成するパスワードの文字数" を 32 文字にして、保存アイコンをクリックします。
2012083101_KeePass03.png

表示された画面で、"新しいエントリに自動的にパスワードを生成します" を選択して、"OK" をクリックします。
2012083101_KeePass04.png
2012083101_KeePass05.png

下記画面が表示されます。
2012083101_KeePass06.png

必要に応じて、"高度" タブもみてみましょう。
2012083101_KeePass07.png

"プレビュー" をみると、「こんな感じの自動生成パスワードになる」 というものが表示されます。
2012083101_KeePass08.png

KeePass にエントリ作成

自分のわかりやすいグループを選択した状態で、鍵のアイコンをクリックします。
2012083101_KeePass09.png

エントリ追加のための画面が表示されます。
幾つか、初期値が入った状態になっています。
2012083101_KeePass10.png

自分にとってわかりやすい "タイトル" を指定します。ここでは、Evernote にログインするためのエントリを作成しているものだと想定して、"タイトル" は "Evernote" としてみました。
"ユーザ名" には、ログインするためのユーザ名を指定します。
"パスワード" は、前述の設定によって 32 文字のランダムな文字列が初期値として入っています。このままでよければ、初期値を編集する必要はありません。
"URL" を入力します。
2012083101_KeePass11.png

エントリの "高度" タブは下記画面の通りです。
"フィールド名" と "フィールド値" を指定しておくと、実際にログインする際、コピー元として指定可能なので便利になります。
例えば、あるサービスにログインするためには、ユーザ名、パスワード、ニックネームを入力する必要があるとします。このような場合に、ニックネームを登録しておくような使い方です。
2012083101_KeePass12.png

エントリの "プロパティ" タブは下記画面の通りです。
2012083101_KeePass13.png

エントリの "自動入力" タブは下記画面の通りです。
"自動入力" とは、ユーザ名/パスワード入力の際に、コピー & ペースト、という操作を行うことなく、非常に簡易な操作で、ユーザ名/パスワードを入力できる機能であり、ものすごく便利です。
... が、色々と説明が必要なので、機会を改めて説明しようと思います。ですので、ここではいったん、自動入力を OFF にしておきます。
KeePass 自動入力はこちらをご覧ください
2012083101_KeePass14.png
2012083101_KeePass15.png

エントリの "履歴" タブは下記画面の通りです。
一通りの設定を行ったら、"OK" をクリックします。
2012083101_KeePass16.png

作成したエントリが下記画面のように表示されます。
これで、エントリの作成は完了です!
2012083101_KeePass17.png

ログイン時の KeePass 使用

今、Evernote にログインするための画面を表示しているとします。
Evernote にログインするためのユーザ名は、KeePass の "Evernote" エントリとして作成済みです。
KeePass の "Evernote" エントリを右クリックして、"ユーザ名をコピー" とすれば、KeePass に保存されているユーザ名をコピーできます。
Evernote ログイン画面のユーザ名にペーストします。
2012083101_KeePass18.png

KeePass の "Evernote" エントリを右クリックして、"パスワードをコピー" とすれば、KeePass に保存されているパスワードをコピーできます。
Evernote ログイン画面のパスワードにペーストします。
2012083101_KeePass19.png

KeePass まとめはこちら

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